1914年、北区田端に引っ越してきた芥川龍之介。
亡くなるまでの13年間を、この地で過ごしたそうです。
今日は旧居跡と、記念館の予定地に行ってみたいと思います。
赤紙いっぱいの阿吽像
不忍通りから道坂下を田端駅方面に行くと、まず東覚寺にたどり着きました。
立派な阿吽像に赤紙が貼られています。
自身の患部に貼ると身代わりになってくれるらしく、こうして赤い紙に埋もれているのだそうです。
一枚一枚に、参拝者の願いが込められているんですね。
童橋を渡ってみた
路地を抜けると小さな橋、童橋がありました。
この下は大通りになっています。
左端に見えるのが童橋です。
その橋のわきには細い道があって、なんだか面白い構造になっています。
河童の絵がいい
さて、やって来ました。
橋を渡り、最初に見えるのは記念館の建設予定地です。
令和8年度の開館をめざしていて、今はクラウドファンディングで協力を募っているようです。
書斎の再現を計画されているとのことで、とても楽しみですね。
そのすぐ先に、旧居跡の看板がありました。
今はマンションになっていますが、看板があるのがうれしいです。
河童の絵に、気持ちが盛り上がります。
文士村記念館の展示がすごい
さらに田端駅のほうに進むと、田端文士村記念館があります。
芥川の住んでいた時代、近くに東京芸大などができたこともあり、田端にはたくさんの芸術家が集まっていたようです。
室生犀星など、芥川龍之介に魅了された人々も多くここに住んでいました。
文士村記念館には、芥川の生涯が貴重な資料とともに丁寧に展示してあります。
しかも、無料です。
前回の展示企画『友情からうまれたもの 文士村の青春アンサンブル』も、とても充実したすばらしい企画展でした。
今は、『作家・芥川龍之介のはじまり~書斎「我鬼屈」誕生までの物語』が、2025年2月2日まで開催されているようです。今度ゆっくり行ってみようと思います。
ゆったりとした田端の空気を、味わうことができました。
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