3月1日は、芥川龍之介の誕生日。
ということで、ゆかりのある北区で記念講演がおこなわれました。
倍率3倍!?
生誕祭第1弾は、「芥川龍之介の眼差し」と称した、平野啓一郎氏による講演イベントでした。
応募したことをすっかり忘れていた2月某日、『当選しました』との手紙が届きました。
講演会冒頭の案内によると、450名の定員に対し、1200名以上の応募があったとか。
聞きに行けただけで幸運です。
最初に芥川のお孫さん、耿子さんのごあいさつ。
今も、多くの人のこころのなかに生きつづけている芥川。そんなお話に胸が熱くなりました。
芥川にも苦悩があった
つづいて平野氏の講演会。
とても面白く、一時間半ずっと聞き入っていました。
とくに印象的だったのは、芥川のアフォリズムに関して。
かの芥川でさえ、周囲の批評や、小説とアフォリズムとの矛盾に悩んでいたのだということ。
「芥川龍之介」という偉大な文士。彼もまた等身大の繊細な青年だったのだと改めて感じて、もっと作品を読んでみたくなりました。
最後の質疑応答でも、平野氏はひとつひとつ真摯に、丁寧に、答えてくださっていました。
芥川
芥川の記念館も建設準備中とのことです。
さっそく第2弾もあるそうで、盛り上がっていますね。
芥川龍之介生誕祭第2弾 映画「羅生門」(芥川龍之介原作・黒澤明監督)ユニバーサル上映会|東京都北区
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