弥生美術館・竹久夢二美術館の坂さんぽ

今日は弥生美術館・竹久夢二美術館へ、上野動物園のほうから向かってみます。

暗闇坂は、暗くない

その名も「暗闇坂」なので、どんなに暗く急な坂道なのだろうと覚悟していたのですが、

明るくて坂の傾斜もそれほどきつくはありません。

途中、公衆トイレがあり、タクシーがたくさん止まっています。人通りも多くあります。

こんな名前がつくほどなので、昔はきっと、漆黒の暗さだったのでしょうね。

住宅街に溶けこんだ美術館

東大の門を通りすぎると、美術館が見えてきます。

そこまで大きな建物ではないので、気を抜くと通り過ぎてしまいそうなほど、住宅街に溶けこんでいます。

竹久夢二美術館です。

お隣には、弥生美術館があります。

カフェもよさげですね。今度行ってみたいです。

高畠華宵のコレクションが3000点も所蔵されているという、弥生美術館。

とても雰囲気のある玄関でした。

エバリーのコンサートに行ってきた

昨日、文京区のシビックセンター大ホールで開かれた、Everly(エバリー)のコンサートに行ってきました。

飽きさせないプログラム

子どもの通う小学校に、ユーフォニアムのお兄さんと、ピアノのお姉さんが演奏しに来てくれたとのことで、感動して帰ってきた子どもからリクエストされました。

11月10日。この日、三回目の公演でした。

トルコ行進曲、カノンといったクラシックから、ディズニーまで、飽きっぽい子どもを熟知した曲構成に、すごいなあと、うなりました。

マリオの曲などは、会場が一体となって盛り上がっていました。

だいすけお兄さん熱唱

そののち、横山だいすけお兄さんがゲストで登場。

お兄さんは、すイエんサーの収録に行けた時にも、かなり間近で拝見できたことがあったので、わが家は勝手に親近感を抱いています。

トークもスムーズで、さすがエンターテイナー。

「赤鬼と青鬼のタンゴ」や「ありがとうの花」など、伸びやかな歌声を聴かせていただきました。

子どもたちが幼児のころの記憶がぱっとよみがえり、無性になつかしくなりました。

音楽はやっぱり、感情に直接訴えかけてくる、すごいツールですね。

参加型で、寝てる暇ない

途中、手拍子をしたり、声を出したり、ステップを踏んだり。

観客もいっしょに盛り上がれます。

参加型を意識した、大人も子どもも大満足の、素敵な講演でした。

ありがとうございました!

巣鴨大鳥神社の酉の市2024に行ってみたよ

巣鴨大鳥神社は、都営三田線千石駅から徒歩5分のところにある小さな神社です。

屋台の種類が豊富

酉の市が開かれるようなので、さっそく行ってみました。

ちなみに今年は、11月5日(火)、17日(日)、29日(金)の三日間です。

朝9時から夜11時まで開かれています。

私は初日の夕方6時ごろから行ってみました。

子どもはそっこう、チョコバナナでした。

垂れ幕には「バナナチョコ」とあり、「チョコバナナ」か「バナナチョコ」か、それらはちがうものなのか、少し考えてしまいましたが、購入したものは見慣れたチョコバナナでした。

顔が作られていたり、キャラクターをイメージしていたりと、いろいろなバリエーションがあり、それぞれ値段がちがいました。

射的は、なかなかむずかしかったです。

ワタあめは、袋なしで一本300円、袋ありは二本600円でした。

すみっコぐらしなど、キャラクターの載った袋に入れてくれます。ワタあめの大きさは、袋ありとなしとでちがいました。なしのものは、けっこう大きかったです。

から揚げや、ベビーカステラ、大たこ焼き、だんご、焼肉弁当、おでん、ドーナツなど、さまざまな屋台が出ていました。

商売繁盛をねがって

家内安全、商売繁盛の神社ということもあり、装飾のきれいな熊手を購入していく方々が多かったです。

道幅のわりに歩きやすい

6時から7時ごろ参道を歩きましたが、そこまでの人ごみではありませんでした。

行列ができる店もいくつかありましたが、大混雑というほどではありませんでした。平日だからでしょうか。

子どもたちも多く、全体的にとてもなごやかでした。地域のお祭り感があり、楽しかったです。

根津神社の「文豪の石」にすわってみたよ

徳川五代将軍の綱吉が、六代家宣のためにつくったという根津神社。

その境内に、その名も「文豪の石」という名跡があるので、さんぽしてみました。

歴史を感じる空気感

新坂沿いの鳥居からはいります。

なんとも立派ですね。

一歩足を踏み入れるだけで、おごそかな、神々しい気持ちになります。

いきいきとした木々の大きさや豊かさに、圧倒されました。

漱石や鴎外が思案したという「文豪の石」

看板などはないので、気づかずに通りすぎてしまいそうですが、この石が「文豪の石」のようです。

漱石や鴎外が、ここにすわって思案していたとのことです。

石のひんやりとした温度と、ちょうどよい高さが、なんとも心地よかったです。
眺めにも広がりがあり、たしかに心に静寂がおとずれるような、落ち着ける場所でした。

家宣の胞衣が祀られている

胞衣とは、胎児を包んでいた膜や胎盤のことで、「ほうい」や「ほうえ」、「えな」などと読むそうです。

むかしは、それを壺や桶におさめて祀っていたとか。今聞くと少しぎょっとしますが、そうして新生児の無病息災を祈願していたのだそうです。

綱吉の、甥の家宣への想いが伝ってくるようですね。

木々の深さに癒される

この日は、保育園児たちが遊びにきていたり、外国人観光客が参拝していたりと、とてもなごやかな雰囲気でした。

東京大学のすぐ裏にある根津神社。

漱石や鴎外が、怒涛の日々の合間にしばしの落ち着きを得にきていた、大事な場所だったことが想像できました。

夏目漱石旧居跡(猫の家)に行ってみた

イギリスから帰国した夏目漱石が、三年十カ月ほど過ごしたという、千駄木の旧居周辺を散策してみました。

いまは日本医科大学の敷地内に旧居跡があるようです。

うっかり見のがしてしまいそう

白山上から千駄木方面へ452号線をすすみ、駒込学園前の信号を右に曲がります。

そのまままっすぐ行くと、道路沿いの右手にあります。

とてもさりげなく建っているので、前回は気づかずに通りすぎてしまいました。

ちゃんと猫がいる、しかも二匹

石碑の題字が川端康成というところに、まず驚いてしまいます。

引きで眺めると、石でつくられた猫がいます。

けっこうリアルなので、一瞬ほんものかと思いました。

ここで創作を開始して『吾輩は猫である』を書き上げたのだそうです。

二匹いますが、見つけられたでしょうか。

漱石が通ったという和菓子屋「一炉庵」

残念ながらまだ開店前でしたが、小豆を煮ているいいにおいが、お店の外にまでただよっていました。

漱石は「夜雨最中」がお気に入りだったそうです。なんとも抒情あふれる名前ですね。

また、あらためて行ってみようと思います。

「文豪の石」に座って和菓子を食べたい

交差点を直進し、新坂をおりていくと、根津神社があります。

境内には「文豪の石」と名づけられた名跡があるようです。

もしかしたら漱石は、一炉庵で買った和菓子を、石にすわって食べていたのかも、などと妄想がふくらんでしまいます。