漱石

漱石山房記念館をさんぽしてみた

漱石山房記念館をさんぽしてみた

漱石終焉の地にある、漱石山房記念館のあたりに行ってみました。

お庭は無料でぐるりとできる

開館前でしたが、お庭など、外をぐるりと回ることができました。

とても立派な記念館です。

銅像がありました。しゅっとしてますね。

「漱石の散歩道」と題した、とてもわかりやすい地図がありました。

かの有名な猫の墓

猫の墓も見ることができました。

『吾輩は猫である』のモデルとなった、猫のお墓なのだそうです。

十三回忌に建てられましたが、空襲で焼けてしまい、そのあと、また再建したものなのだとか。

お庭には、漱石が育てていた植物が、実際に植えられていました。

その植物が登場する、小説の一節を紹介している看板もあり、とても趣深いです。

芭蕉が、とてもきれいでした。

ところ狭しと植えられていて、管理が大変そうですが、どれもとても元気に育っていました。

静かに佇んでいる記念館

路地裏の、とても閑静な住宅街のなかにありました。

この地で、最期を迎えた漱石。
生まれた場所ととても近かったことに、少し胸があつくなります。

今度は、開館時間に行って、記念館のなかに入ってみたいなと思いました。

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夏目漱石生誕の地に行ってみた

夏目漱石生誕の地に行ってみた

先日、夏目漱石が生まれたという場所に行ってみました。

「夏目坂」命名したのは漱石の父

大通りを曲がり、坂を登っていくと、「夏目坂」の表記がありました。

『父はまだその上に自宅の前から南へ行く時に是非共登らなければならない長い坂に、自分の姓の夏目という名をつけた。不幸にしてこれは喜久井町ほど有名にならずに、ただの坂として残っている。しかしこの間、或人が来て、地図でこの辺の名前を調べたら、夏目坂というのがあったと云って話したから、ことによると父の付けた名が今でも役に立っているのかも知れない。』
                     (「硝子戸の中」青空文庫より)

「ただの坂」とありますが、やはり「夏目坂」という名前が付いているだけで、とても特別な気がしてきます。

目印は、やよい軒

ただ、肝心の生誕地の碑がなかなか見つかりません。

漱石にちなんだ店名もちらほら見えるので、まちがいなくこのあたりだと思うのですが……。

坂を上がったり下がったしたあげく、ようやく見つけました!

どうやら通りすぎたあと、反対側を探していたようです。

大通りからすぐ、左手側、やよい軒の前にありあした。

「喜久井町」名前の由来は夏目家

夏目家はこのあたりの名主で、喜久井町という町名は、夏目家の家紋に由来しているそうです。

五男三女の末っ子として生まれた漱石は、生後まもなく里子に出されたり、その後も養子に出されたりと、苦悩も多かったようです。

だからこそ、生まれた土地に、強い思い入れがあったかもしれせんね。

晴れわたった空が、きれいでした。

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夏目漱石のお墓に行ってきました

夏目漱石のお墓に行ってきました

夏目漱石のお墓は、豊島区の雑司ヶ谷霊園のなかにあります。

東池袋四丁目や都電雑司ヶ谷あたりが最寄駅のようです。

墓地が広い

護国寺の裏手にも墓地があり、最初まちがってそちらに行ってしまいました。

日暮れのころに行ったので、なんとも言えない緊張感がありました。

猫がいたよ

実際は写真よりもうす暗く、墓石の文字もよく見えないくらいでした。

霊園内はとても広くて迷子になりそうですが、グーグルマップを頼りに、漱石のお墓を目指します。

猫がたくさんいました。4匹見ました。

どの猫もとても落ち着いていたので、ここを住処にしているようです。

お墓にはかなり近づいてきたと思うのですが、なかなかたどり着けません。

道が細く、暗いので、けっこうどきどきしました。

ひと目で分かる

ようやくありました。とても立派なお墓です。

お花が供えられています。ちょうどお参りをしている女性もいらっしゃいました。

霊園に入ってから人の姿を見ていなかったので、少しホッとしました。

左端に看板も立っています。
QRコードを読みこむと、漱石山房記念館の「漱石の生涯」のページに飛びました。

いちょう通りを通ればよかった

墓地内をくねくねと進んでようやくたどり着けましたが、結果的に、漱石のお墓はまあまあ大きな通り、いちょう通りのすぐ横にありました。帰りはその道で帰りました。最初からいちょう通りを行けばよかったと思いました。

でも、あの独特の雰囲気も味わえたし、猫にも会えたので、それはそれでよかったです。

何より、お墓の前で手を合わせることができて、とてもしあわせな時間でした。

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夏目漱石旧居跡(猫の家)に行ってみた

夏目漱石旧居跡(猫の家)に行ってみた

イギリスから帰国した夏目漱石が、三年十カ月ほど過ごしたという、千駄木の旧居周辺を散策してみました。

いまは日本医科大学の敷地内に旧居跡があるようです。

うっかり見のがしてしまいそう

白山上から千駄木方面へ452号線をすすみ、駒込学園前の信号を右に曲がります。

そのまままっすぐ行くと、道路沿いの右手にあります。

とてもさりげなく建っているので、前回は気づかずに通りすぎてしまいました。

ちゃんと猫がいる、しかも二匹

石碑の題字が川端康成というところに、まず驚いてしまいます。

引きで眺めると、石でつくられた猫がいます。

けっこうリアルなので、一瞬ほんものかと思いました。

ここで創作を開始して『吾輩は猫である』を書き上げたのだそうです。

二匹いますが、見つけられたでしょうか。

漱石が通ったという和菓子屋「一炉庵」

残念ながらまだ開店前でしたが、小豆を煮ているいいにおいが、お店の外にまでただよっていました。

漱石は「夜雨最中」がお気に入りだったそうです。なんとも抒情あふれる名前ですね。

また、あらためて行ってみようと思います。

「文豪の石」に座って和菓子を食べたい

交差点を直進し、新坂をおりていくと、根津神社があります。

境内には「文豪の石」と名づけられた名跡があるようです。

もしかしたら漱石は、一炉庵で買った和菓子を、石にすわって食べていたのかも、などと妄想がふくらんでしまいます。

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