小石川後楽園の紅葉

江戸時代初期、水戸光圀の代に完成したという小石川後楽園。

紅葉で人気のスポットに、さっそく行ってみました。

案外すいていた

東門と西門と、入口が二カ所あるからでしょうか。覚悟して行ったのですが、全く混雑していませんでした。

入園料は、大人300円です。

小学生以下は無料というのもうれしいですね。

東門から入りました。

さっそく、内庭の庭園です。

水戸藩書院があったところらしく、ここだけで完結した、ひっそりとした静けさがあり、とても心地よかったです。

赤門です。

紅葉が見ごろを迎えていました。

得仁堂です。

通天橋からの眺めが、いちばん素敵だなと思いました。

屏風岩です。

西湖の堤です。

中国の杭州にある西湖の堤に見立ててあるそうです。

ぐるりと一周して、また内庭に戻ってきました。

唐門です。

見ごたえのある庭園

都内とは思えないような、広さでした。

園内は「海、山、川、田園」に見立てた風景が用意されています。

大泉水のまわりはそれなりの人でしたが、そこから離れた場所もとても充実しています。山道もあったりして、軽いハイキングに来たかのような満足感がありました。

加えて、ほんとうに紅葉がみごとでした。

今年のぶんの紅葉は、見おえたような気持ちになりました。

湯島聖堂の紅葉がきれいだった

徳川綱吉が孔子廟を移したのがはじまりだという学問の聖地、湯島聖堂。

紅葉の季節になりましたが、どれくらい色づいているのでしょうか。

学問の香りがただよっている

のちに昌平坂学問所となったこの地は、町のなかにありながら、とても文化的な雰囲気のある森でした。

どの門から入ればいいのかわからず、ぐるぐると一周してしまいました。

凛とした空気感

山門に来たかのような空気感です。

古い階段が多く、一度すべりかけました。

そのあと、「すべるのでお気をつけください」という看板を見つけました。

門から見える紅葉が、かっこいいですね。

孔子と楷の木

孔子の像がありました。

写真だとわかりづらいのですが、かなり大きかったです。

迫力がありすぎて、これ以上近づけませんでした。

像の前には、立派な楷(かい)の木がありました。

孔子のお墓には、楷の木が植えられているそうです。

孔子と楷の木には、深いつながりがあるんですね。

木の枝や葉が整然としていることから、書道の「楷書」の語源にもなっているそうです。

たしかに、くねくねとして、独特の雰囲気があります。

門は3か所あった

ぐるりとまわってようやく全貌が見えました。

入口は公園側と、道路沿いと、正門との3か所にあるようです。

ちなみに、文京区のクイズラリーは、正門にあたる仰行門にありました。

紅葉がきれい(11月19日現在)

11月19日現在、紅葉がとてもきれいでした。

紅葉しはじめ、といったところでしょうか。

訪れる人はちらほらで、けっして混んでいるわけではなく、かといって寂しいほどでもない感じでした。

秋にぴったりの、しっとりとした心地のよい場所でした。